ダイビングニュース
クレムリン、クジラの解放を命令
ロシア政府は、窮屈な檻の中に閉じ込められている約87頭のシロイルカと11頭のシャチを解放するよう命令したと伝えられているが、この決定は米国の海洋学者でダイバーのジャン=ミッシェル・クストー氏が最近彼らの囲いを訪問したのと同時に行われた。
日本海の東部港湾都市ナホトカで捕獲されたクジラとシャチのドローン画像が昨年公開された。 ビデオ 通信社ラプトリー。
4社が中国の水族館に販売するためにクジラを捕獲していたが、クジラが保管されている「鯨刑務所」のような環境が国際的に非難される中、地元当局はクレムリンからクジラのリハビリと釈放を組織するよう指示された。
2020年4月8日
クストー氏のチームの科学者たちは現在、ロシアの科学者らと協力してこの命令を実行する最善の方法を決定していると言われている。ただちに野生に放すと動物に損害を与える可能性があるためだ。クジラの自然環境に可能な限り近い環境を整えた施設の設立が進められており、病気の動物を放流前に治療し、リハビリできるようになっている。
ロシアFSB保安局は2カ月前にクジラ捕獲者らを漁業法違反の罪で告訴したが、それ以来、クジラをどうするか決定するのが遅れていた。